エコピープル

専門家、専門職でなくても出来ることからeco活動

谷 恵美

Profile

活動エリア 兵庫県神戸市
eco検定合格年 2016年(第20回)
現在の職業 飲食店勤務
年齢 35歳

HOME > エコピープル > 谷 恵美

自己紹介

私は学生時代、環境とは全く畑違いの分野を専攻し、今も特別、環境保護についての専門的な知識が必要になる仕事に就いている訳ではありません。ですが、日常生活で心がけてきたささやかな工夫を評価して頂き、「eco検定アワード2017エコピープル部門大賞」という大変名誉ある賞を頂きました。このような、どこにでもいる普通の一般人を表彰してくださり、今でも驚いています。ですがそんな私だからこそ、「特別な人じゃなくても、環境に配慮した暮らしが出来る」「eco初心者でも色々と模索してみることに価値がある」と伝えられるのではないかと、日々学びながら、試行錯誤しながら、より環境に優しい暮らしを模索しています。

eco検定へのきっかけ

自然の木を使った雑貨類

私は学生の頃、社会人になりたての頃も、不健康すぎる生活を送っていました。仕事が山積みでオフィスに2泊することもありましたし、自宅に帰ると力尽きて玄関で靴を履いたまま倒れ込み、そのまま爆睡してしまうことも度々でした。そんな生活を数年送った後、急に、木、山、温泉など自然のものに惹かれるようになり、不健康すぎる自分の生活を変えたいと、まず働きすぎるのを止め、物を購入する際もなるべく木、籐など自然に還りやすい材質のものを選ぶ、化学的な洗剤よりも重曹で掃除や洗濯をするなど、生活を「自然らしく」変えていきました。eco検定についてはSNSで見かけてだいぶ前から知っていたのですが、自分の本業で精一杯で、勉強する時間がなかなか作れずにいました。でも、頭の中が「自然に寄り添って暮らしたい」ということで一杯になっていたので、仕事、生活などを調整し時間が取れると、すぐにeco検定の勉強を始めました。

エコピープルとしての活動

勤めている神戸市内の老舗和食飲食店で、お客様の食べ残し、フードロスを減らす試みをしました。お客様はご飯の量、うどんやお蕎麦などの麺の固さ、トッピングしたい食材や抜いて欲しい食材、はたまたメニューにないご注文など様々な要望を言われます。私達従業員も正直、「そこまで要望に応えるの?」「いくらお金を払ってくださるお客様とは言え、ワガママじゃない?」と思い話し合うこともありました。ですが私は洗い場も担当していて、下げられた食器にあるお客様の食べ残しを見る度勿体なく感じていました。店の都合やプライドよりも、お客様のご要望に応えようと意識が変わっていき、ホール担当の時はお客様との会話を大切にして細かくご要望に応えるようにしました。その結果、閉店後のゴミの量が以前と比べ3分の2ほどに減りました。

また、個人の生活では、無駄な買い物を減らすことを心がけました。特に服、アクセサリーや化粧品など、10代、20代の頃は流行を追って身に付ける物を選んでいました。当然流行は次から次へと変わっていきますから、せっかく買ったものを長く愛用しにくいことに切なさを感じていました。流行を追って次から次へと服を大量消費することは、ecoの観点でも問題になっていることです。
ある時、「あなたに似合うファッションを診断します」というファッションアドバイザーのブログを見つけました。「流行を基準に物を選ぶより、自分に似合う物を選べば長く愛用出来そう!」と思い、すぐにファッション診断の申込みをしました。パーソナルカラー、骨格診断と言うもので、自分に似合う色、服のシルエット、柄、素材など診断して頂きました。その診断を受けてからは自分に似合う物、似合わない物の区別がつくようになり、せっかく買った服を着こなせない、似合わない、という理由で捨てることがなくなりました。

エコピープルとしての今後の活動計画

今後は個人的な日常生活にとどまらず、実際に森や海など自然の中に出て、リアルに自然から学びたい、自然のために出来ることを現場で探りたいと思っています。
ですがここで、私には大きな障壁があります。私は幼少の頃から虫が大の苦手です。恐怖症と言ってもいいと思います。今は、eco検定で生物多様性について学んだおかげで、以前よりは苦手意識が和らぎました。以前は虫が怖くて、虫が居そうな場所、花の沢山咲いているところや、砂浜などにも怖くて行けませんでしたし、夏はセミの鳴き声を聞くだけでビクビクしていました。
2016年7月の試験でeco検定に合格し、2017年の夏はセミの声にストレスを感じることはありませんでした。今では花や砂に触れるようになりましたが、それでもまだどんな虫がいるか分からない森や海の中に入っていく勇気はありません。虫が平気な人からすれば呆れられると思いますが、怖いと思ってしまう人にとっては本当に怖いものです。
虫が苦手だとeco活動だけでなく日常生活にも差し障ることがありますし、もしかしたら私の他にも、同じように虫が苦手で困っている人は大勢いるのではないかと思いました。
そこで、今後半年から1年くらいを目途に、苦手意識を克服し、その方法を他の人も抵抗なく真似出来るよう、SNSやリーフレットなどにまとめたいと思います。
今考えている方法としては、最初は資料などを見ず自分の記憶や想像を頼りに、かなり簡略化した虫のイラストを描き、目を慣らしながら徐々にイラストをよりリアルなものへの描き改めていき、最終的には実際に本当の虫を見ても「見慣れたもの」として認識出来ればと思っています。そして誰もが使える「虫克服シート」「虫克服テキスト」のようなものを作りたいです。
1年後2年後には森や海などで多くを学んでいることを目指し、苦手を克服します。

社会へのメッセージ

環境保護に熱心な人と、無関心な人との差が激しいと感じています。私がeco検定の勉強をしていた時も、周りからはecoなんてどうでもいいと言われたり、誰でも簡単に合格出来る趣味的な資格だと思われたりしていました。
私達エコピープルは、多くの人にeco検定に挑戦して欲しいと思うところがあります。
ですが実際は、日常の生活は慌ただしく、「ecoの勉強なんていつするの?」と思われる方も多いと思います。以前の私もそうだったので、eco検定のことを知ってから実際取得するまで時間がかかりました。
eco検定の公式テキストは初心者にも分かりやすい良書だと思います。当面試験を受ける時間的余裕のない方も、手元に置いて時々気になるページをめくるだけでも、目から鱗が落ちるような発見が沢山あると思います。
意識しようとしまいと、地球のお世話になっていない人などいません。1人1人が少しでも関心を持つことが大事だと思います。

eco検定受験者、学生へのメッセージ

eco検定の勉強をしていると、地球環境が想像以上に危機的状況にあること、そうさせてしまったのは私達人間だと気が付き、途方に暮れることもあるかもしれません。でも、それは同時に「これからの私達は取り返しのつかない行動をしてはいけない」「生活を変えないといけない」と気付くチャンスだと思います。
では、どう変わればいいのか。1人では答えが出ないと思います。試験に合格しておしまい、ではなく、知恵を出し合い、それぞれが出来る行動を取っていきましょう。
また、学生の皆さんは、就職活動のことを考えるとやはり語学や会計など、即戦力として認められやすい資格に力を入れたい方も多いと思います。ですが最近は社員にeco検定の取得をすすめている企業も増えており、そのような企業は社会の在り方や未来について真剣に考えています。eco検定は、「即戦力になれるだけでなく、長期的に社会を見据えている」とアピール出来る資格だと思います。是非前向きに取り組んでみてください。

※この情報は2017年12月19日時点での内容です。
前のページへ戻る