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  • 地球にやさしい「バイオマスタウン」、全国で広がり―農水省が推進
  • 2008/02/26

バイオマスを総合的、効率的に利用するバイオマスタウンが、04(平成16)年に募集を開始して以来全国で着実に増加、昨年末現在で104市町村がバイオマスタウンとして公表されています。

バイオマスとは、家畜排泄物や生ゴミ、木屑などの動植物から生まれた再生可能な有機性資源のこと。バイオマスタウンは「バイオマスの発生から利用までが効率的なプロセスで結ばれた総合的利活用システムが構築され、安定的かつ適正なバイオマス利活用が行われているか、あるいは今後行われることが見込まれる地域」(農林水産省)のことをいいます。

「バイオマス・ニッポン総合戦略」(2002年12月閣議決定)の施策の一つで、市町村がバイオマスタウン構想書を所管の農政局、都道府県に随時提出、バイオマス・ニッポン総合戦略推進会議で検討し、▼廃棄物系バイオマスの90%以上、または未利用バイオマスの40%以上の利用に向けた総合的な利活用、▼関係者が協力し、安定的で適正な利用、などの<公表の基準>を満たせば、バイオマスタウンとして公表されます。

05年2月の第1回「バイオマスタウン構想の公表」(北海道留萌市、北海道瀬棚町、青森県市浦村、福岡県大木町、熊本県白水村の5市町村)から昨年11月の第22回まで、現在あわせて104市町村がバイオマスタウン構想公表市町村になっている。農水省では「2010年で300市町村」を目標にしています。

バイオマスタウンでは、農場から出る農作物残渣、家畜排泄物、森林の林地残材、食品工場・レストランからの食品廃棄物などを、堆肥、電気、熱、プラスチックなどに変換し、地域に還元する。現在は廃棄物の活用からバイオマスを原料にした取り組みにまで幅が広がり、生成物についても、バイオガス(メタンガスなど)やバイオエタノール、コンポスト(堆肥)、プラスチックなどへと多様な展開を見せています。

バイオマスはカーボンニュートラルであり、地球の温暖化を抑制しながら循環利用できるという優れた特徴を持っています。また、ガソリンに混ぜて自動車用燃料として使用できるバイオエタノールなど、バイオマスをベースにしたエタノールやディーゼル、メタンガスなどの燃料は、CO2削減の手段としてだけでなく、燃料の多様化という観点からも注目されています。

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