気象庁では、3月6日、今年度第2回目(定例会)となる異常気象分析検討会を開催し、今年度の検討会の活動および次年度の取り組みについて審議するとともに、昨年(2007)の盛夏期(8月)から初秋(9月)にかけての顕著な高温および今冬後半の低温の要因等についての検討を行いました。
昨年の盛夏期から初秋にかけての高温の要因としては、中部・東部赤道太平洋の海面水温が平年より低くなるラニーニャ現象の影響によるフィリピン付近の対流活動の活発化および亜熱帯ジェット気流(北緯30度付近に吹く強い西風)の蛇行により、日本付近で背の高い高気圧が発生したことがあげられます。また、冬後半の低温の要因としては、中央シベリアの気圧の尾根(低圧部と低圧部にはさまれた気圧の高い部分)の発達によって急速にシベリア高気圧が強まり、日本を含む東アジアの広い範囲で低温になったとされます。ラニーニャ現象が日本付近への寒気の南下を助長した可能性もあるとも考えられます。
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