国土交通省河川環境課では、平成19年度に実施した一級水系102水系(117河川)と、二級水系10水系(10河川)、および管理中の97ダムにおける生物調査の結果概要を発表した。
河川、ダムにおける生物調査「河川水辺の国勢調査」は、河川環境の整備と保全を推進するために、河川における生物相を定期的、継続的、統一的に把握することを目的に、平成2年度から実施されてきた。これまで、5年を1巡として18年にわたり、魚などの水中生物だけでなく水辺や河原の植物や動物も対象として、河川における生物相の基礎データを体系的に取得している。
19年度の調査結果は次の通りである。
1.外来生物が引き続き多くの河川・ダムで定着(オオキンケイギクは今回調査対象のうち約8割の河川・ダムで確認)
2.今回17種の外来植物が新たに確認。そのうち12種が園芸植物であり、人為的な影響によるものと考えられる(地域固有の生態系への配慮について注意が必要)
3.ツマグロヒョウモン(南方系のチョウ)の北限が、1巡目調査(H2?7年度)、2巡目調査(H8?12年度)、3巡目調査(13?17年度)、今回調査(H19年度)と段階的に北上(地球温暖化により北進していると考えられる)。なお、北陸地方の関川では今回調査で初めてツマグロヒョウモンが確認され、北陸地方における定着を裏づける結果となった。
◎国土交通省・河川環境課:
平成19年度「河川水辺の国勢調査」結果の概要について・河川版
http://www3.river.go.jp/download/h19.htm・ダム湖版
http://www4.river.go.jp/download/2007/gaiyou_all.pdf
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