ひと口にエコ貢献企業といっても、そこには"エコ商品をつくっている"企業もあれば、"環境活動をしている"企業や"製造や流通過程で環境に配慮している"企業も含まれます。そこで今回のアンケートでは、エコピープルの皆さんがエコへの貢献度が高いと思うのはどんな企業か、そう思う理由とともに答えていただきました。
●エコに貢献していると思う企業・商品
このアンケートでは、今年2月に行ったエコピープルアンケート「エコピープルはどんな人?」で「エコに貢献していると思う会社」として2名以上から名前があがった企業35社を抽出。その中からまず、(1)「最近の活動で、エコに貢献していると思う会社」を最大10社まで選択し、次にその中から(2)特に貢献度が高いと思う会社を最大3社まで選択してもらい、それぞれ理由を答えてもらいました。
その結果を、(1)を1点、(2)を3点としてポイント化し、合計点の高かった企業をリストアップ。さらに「最近の商品の中でエコに貢献していると思う商品」についても答えてもらいました。
●エコ貢献企業の選択理由
上位にランクされた企業の選択理由として、主なものをあげると次のようになります。
●企業の実質的な取組みを評価
エコピープル=環境に関する知識を持ち、問題解決へのアクションを起こしている方々は、どのような視点、ポイントで企業や製品を評価しているのでしょうか。今回のアンケートは記述部分が多く、回答者数も伸び悩みましたが、それだけにお寄せいただいた回答には、企業の環境活動や取組みに対する深い見方をうかがわせるものが多く見られました。
選択理由としてはやはり、ハイブリッド車(トヨタ)、電気自動車(日産、ホンダ)、ECOナビ、LED(パナソニック)、太陽光発電(シャープ、京セラ)、太陽電池(三洋電機)、グリーンファースト(積水ハウス)、スマートグリッドの情報インフラ(NTTドコモ)、クラウド技術(富士通)等々、環境配慮型商品やインフラの開発・普及への取組みを評価したものが多くあげられました。
しかし、それと同時に商品だけではなく、「環境革新企業に向け、全ての商品、取組みを環境を機軸にする」(パナソニック)、「環境経営を実践している」(リコー)、「省エネだけでなく、創エネの視点も加え、スマートエネルギーネットワークへの取組みが進んでいる」(大阪ガス)、「クラウド技術普及によるCO2削減を事業として重視している」(富士通)など、事業全体での環境への取組みを評価するものや、「廃棄物ゼロ工場を実現した」(アサヒビール)など現場での具体的な取組みを評価したもの、「会社のトップ自ら環境経営No.1宣言をし、活動している」(前田建設工業)、「会社だけでなく、生活の中でも心がけるよう社員教育が進んでいる」(リコー)など会社をあげた意識啓発を評価するものも多く見られました。
また、「モール全体を環境貢献型の街づくりに直結させるなど、スケールの大きい環境保全活動を展開している」(イオン)、「生物多様性にいち早く着目した具体的な活動(地元固有種の保護など)を展開している」(積水ハウス)、「森を守る活動を行っている」(アサヒビール)、「植林活動」(コスモ石油、NTTドコモ)など、環境街づくりへの貢献や環境保全活動を評価するものも目に止まりました。
これらは単なるイメージづくりにとどまらず、企業活動の様々な側面で、環境への具体的な取組みや実質的な活動がどのように行われているかに着目し、評価しようとする視点が浮き彫りになったものといえます。
こうしたエコピープルの視点には、企業の環境への取組みや、これからの環境経営を考えていくうえでも参考となるヒントが含まれていることを、改めて感じさせる結果となったのではないでしょうか。
※「エコに貢献していると思う企業・その理由」詳細は右図から(PDF107KB)
貴重なお時間をさいて回答にご協力くださった皆さま、どうもありがとうございました。
【アンケート概要】
アンケートは2011年9月~10月まで、当ホームページ上で実施。
回答者数は22人。8割近くが会社員で、性別では男性、年代では30代~50代が多くを占めました。