知り合いのお百姓さんが丹精こめて作った夏野菜が届いた。
いい野菜を食べると、本当に体に力がみなぎってくる。
きっとこの野菜たちにはお百姓さんのエネルギーがこもっているのだ。
道路建設計画のために畑を移転してからはじめての野菜宅配便。
彼は以前の畑でも同様にクチコミで知ったお客様に直接販売をしていた。
まだ4月から畑を再開したばかりで、固定客に定期的に販売する量を生産できないので、これから徐々に販売していくことになる。
この野菜宅配便、クール宅急便の送料込みで驚きの2000円!!
ちょっとサービスしすぎなのでは?!と思ってしまう。
有機野菜で、モロヘイヤも、つる菜も、ミニトマトも、茄子も、長茄子も、アンデス(じゃがいも)も、万願寺唐辛子も、ピーマンも入ってこのお値段。どうしてこんなことできるのだろう。
正直、もうかってないはずである。資材や種、更に送料などを考えても、この値段では利益は出ない。それに、都内の自然食品店で同じだけの物を買おうとすれば、この値段ではなかなか買えないと思う。
彼は以前こう言っていた。
「畑が軌道に乗ってきたら100人の固定客だけに野菜を毎週宅配し、それで生計が立つ計算になる。そうすれば、その100人のお客さんは安全でおいしい野菜を毎日食べることができるし、僕も食べていける。」
大企業がお金と人をつぎ込んで稼ぐ有機農業ではなく、顔の見える生産者と消費者がつながってできる、食のネットワーク。
その言葉を思い出し、私はますますこの野菜から力をもらうことができた。
彼は野菜を作っている向こう側に、自分の理想の社会を見ている。
企業による有機野菜の大量生産・販売を批判するわけではない。
ただ私は、彼が実現しようとしているネットワークを「有機的」だと思う。
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