エコピープルDo
エコレポート
  • 企業間での環境活動取組の事例交流―セイコーエプソン?様の環境サミットに参加して(1)―
  • 2007/10/18

第6回環境サミット参加のみなさんとこの度、山形県酒田市にあるセイコーエプソン半導体事業部酒田事業所の工場見学の機会をいただきました。酒田事業所の半導体生産工程は世界でも最先端の自動化された精密機械装置やクリーンルーム設備などを特別な計らいで見学でき大変幸運でした。当日は7月20日で未だ梅雨も明けていなく東京から出かけたら肌寒いくらいでした。酒田事業所は日本海側で鳥海山が迫り、自然環境が豊かで大変風光のよいところに立地しており、環境に配慮して汚染防止、省エネ対策などについても新技術に挑戦して環境対策と生産活動をしておりましたので、お願いして環境活動の取組についてもお話を伺う事が出来ました。特に印象に残った事例や独自の環境対策技術をご紹介します。

また見学の後に、8月3日に長野県の富士見事業所でセイコーエプソンの半導体事業部全体で環境サミットを開催するので、私どもの会社(インターニックス?)の環境活動の取組や社員の家庭での環境活動の事例などについて講演をするようにと依頼され、「当社の環境取組み」、「エコ検定・エコピープル(エコレポーター)活動」についてなどの講演をさせていただきましたので、そちらについても紹介させていただきます。

1. セイコーエプソン半導体事業部の主な環境活動の成果の紹介

1.1 「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」の「ベスト・オブ・ベスト」を受賞


モントリオール議定書が採択された翌年(1988年)にはいち早く「フロン全廃宣言」を行い1992年には全廃し、さらに塩素系有機溶剤(トリクレン等)を全廃し、代替フロンの削減も行い地球温暖化防止に努めたことが評価された。また地球温暖化防止のため2010年には地球温暖化物質を絶対量で60%削減(1997年比)と言う高い目標を掲げて挑戦しておりました。この活動では2006年度から実質売上高原単位で50%削減(1990年度比)と言う目標を新たに設定し、生産工程の省エネなどを達成しておりました。

上記の環境取組が評価され、オゾン層保護・地球温暖化防止に対して「経済産業大臣賞」、「環境大臣賞」の受賞者の中から過去10年間で最も貢献したと認められ、日刊工業新聞社主催による「オゾン層保護・地球温暖化防止大賞」での顕彰「ベスト・オブ・ベスト」に選ばれました。

1.2 自然環境との調和と環境に配慮した商品づくり

  • 工業用水:酒田事業所では工業用水使用に当たっては鳥海山の伏流水である「地下水を使用しない」ことにし、最上川の水を使用する。諏訪の富士見事業所では「絶対に諏訪湖を汚してはいけない」事を創業者の強い意志を皆が引き継いで自然を大切にする精神が刻まれている。
  • 樹木の保全:酒田事業所では敷地内の植栽や松林の樹林などを伐採する場合は、県行政へ相談の上で行なうことにしており、樹木は大切に保全しておりました。
  • 環境配慮設計:省エネ設計や有害物質排除を基本方針にして設計から製造工程、御客様の使用から廃棄までのライフサイクルの各段階において、さまざまな環境負荷を極小にするための生産活動として「グリーンファクトリー」と名づけて目標テーマを展開している。
  • 化学薬品のリサイクル:半導体ウエハーの処理に使用するフッ化水素水廃液を元の原石(蛍石鉱石)に戻して再度フッ素を取り出しリサイクルをし、汚染の予防をしている。
  • エプソンメソッド:世界標準のPFC簡易計測方法で地球温暖化物質であるPFC(フロンなどを含む化合物)は温室効果が炭酸ガス(CO2)の約10,000倍で寿命が10,000年以上と長いなど影響が大きく、半導体の製造工程で大気中に僅かに排出される量を計測することが難しかったが、エプソン方式のPFC簡易計測技術を開発し、使用許諾を外部に公開し、放出を抑制することに役立てている、これが、エプソンメソッドとなり、日本での測定のガイドラインから世界標準にもなってきている。

(次回に続く)

この記事のレポーター
関谷庸(ツネ)さん

トラックバック(0)


この記事を参照しているブログ一覧: 企業間での環境活動取組の事例交流―セイコーエプソン?様の環境サミットに参加して(1)―

この記事に対するトラックバックURL: http://www.eco-people.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/196

これまでのレポート
最新のコンテンツ
アーカイブ
  • eco検定アワード2011
  • eco検合格者のためのエコピープルメールマガジン
  • エコユニット
  • インフォメーション
  • エコピープル支援協議会からのお知らせ
  • ecoピープルオフィシャルグッズ

このページのトップへ