最近、家庭のゴミ出しの分別問題が新聞紙上を賑わせております。従来家庭のゴミの分別は各自治体の所有するゴミ処理プラントの焼却能力や機能、及び最終処分場の受け入れ態勢等によって異なると言われております。
2005年に環境省は「廃棄物処理に関する基本方針」を示し、その中でプラスチックゴミについて、極力発生させず、発生したものは再生資源化し、資源化できない物は埋め立てずに燃やし、その熱を発電などに利用してエネルギーを回収するサーマルリサイクルを促しております。その後プラスチックを埋め立てから焼却に変更する自治体が増えており、これまで不燃ゴミであったプラスチックを可燃ゴミに変更した自治体も多いとのことです。

家庭から出される可燃ゴミは生ゴミに水分が多く含まれており実際には燃えにくく、ダイオキシンの排出を防ぐ850度以上の高温を維持するため、都市ガスや重油が多く使われてきました。すでに実施している自治体もありますが、生ゴミにプラスチックを混ぜて焼却すれば高温になり余計な燃料を使わずに済み、さらに熱エネルギーも有効活用できます。またプラスチック類は不燃ゴミの約6割を占めており、焼却することで埋め立て処理費も節減でき、埋め立て量が減ることで処分場を長持ちさせることにもなります。
私の住んでいる春日部市では、可燃ゴミは生ゴミ・紙類・及びプラスチック等の混合です。缶・ビン・ペットボトル及び新聞・雑誌・ダンボール等はリサイクル用として別途に収集し、金属製品や乾電池等の危険物は不燃ゴミとして収集処理しております。
春日部市の焼却処理施設(豊野環境衛生センター)は24時間133tの全連続燃焼式焼却炉3基で日量399tの処理能力を持ち、公害対策も万全を期しておりますが、この施設は1994年に整備されたもので、最近設備を更新した自治体の施設に比べるとかなり見劣りします。
ゴミの最終処理について調べる為、昨年12月に埼玉県環境整備センターの「彩の国資源循環工場」を見学いたしました。このセンターでは事業者9社で日量2,400tの廃棄物を受け入れ、その資源化率は93%にも及んでおります。持続可能な発展と資源循環型社会の構築を提案する全国に先駆けた総合的「資源循環型モデル施設」です。
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