今回紹介する団体は、「NPO法人アカルプロジェクト(旧NPO法人カムナプロジェクト)」です。
この団体の活動内容は「葦船学校」の開催です。河川や湖沼の葦原保全を兼ねて刈り取られた葦を用いて、子どもたちとともに葦船を建造し、乗船会を開くことにより、川遊びを通じて河川環境を見直します。
葦は学術的にはヨシと言い、イネ科の多年生の植物ですが、カムナプロジェクトでは古来の日本語の呼び名に倣い「アシ」と発音しています。かつて日本は「豊葦原の瑞穂の国」と呼ばれるほど水辺に葦が生い茂る豊かな環境を有しており、戦前まで葦は、葦簾など多くの用途がありました。葦は河川の窒素分を吸収し、冬場に枯れた葦を刈り取ることで河川は浄化されますが、それに加えて葦原は微生物から小動物まで生息する生態系を形成します。近年、里山保全の環境活動が行われるようになりましたが、私たちは葦船を通した環境保全活動を「里川」運動と呼んでいます。
次の写真は、今年9月14日、尼崎水辺まつり(藻川)での葦船乗船会です。当日は地元の冬柴元国土交通省大臣をはじめとして、大勢の市民が絶え間なく乗船会に訪れました。水深が浅く、座礁した葦船を牽引したり、砂利をスコップで浚う必要があったため、休憩できないほど忙しい一日でした。
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