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エコレポート
  • 2008/11/27
    「葦船学校」 ~葦(アシ)船を通した環境保全活動

 今回紹介する団体は、「NPO法人アカルプロジェクト(旧NPO法人カムナプロジェクト)」です。
 この団体の活動内容は「葦船学校」の開催です。河川や湖沼の葦原保全を兼ねて刈り取られた葦を用いて、子どもたちとともに葦船を建造し、乗船会を開くことにより、川遊びを通じて河川環境を見直します。

 葦は学術的にはヨシと言い、イネ科の多年生の植物ですが、カムナプロジェクトでは古来の日本語の呼び名に倣い「アシ」と発音しています。かつて日本は「豊葦原の瑞穂の国」と呼ばれるほど水辺に葦が生い茂る豊かな環境を有しており、戦前まで葦は、葦簾など多くの用途がありました。葦は河川の窒素分を吸収し、冬場に枯れた葦を刈り取ることで河川は浄化されますが、それに加えて葦原は微生物から小動物まで生息する生態系を形成します。近年、里山保全の環境活動が行われるようになりましたが、私たちは葦船を通した環境保全活動を「里川」運動と呼んでいます。

 2004年には「あさひ丸」という全長14mの葦船を建造しましたが("エコロジーネットワークOSAKA"によるレポートを参照)、通常は数人乗りの小型葦船を1日で建造し、アウトドアの要素を含んだ総合野外学習を行っています。数回乗船会を経て古くなった葦船は、堆肥や葦紙パルプにするため、完全リサイクルを達成しています。

葦船学校1.JPG
右の写真は新潟市
鳥屋野潟の葦船学校(今年9月20,21日)です。
葦船学校2.JPG
 最近の葦船学校ですが、関西では、堺市の神石小学校、咲州運河、大阪市都島小学校、富田林市喜志、大阪城公園などで開催し、関西以外では、横浜の大道小学校、北九州市紫川などでも行っています。

 次の写真は、今年9月14日、尼崎水辺まつり(藻川)での葦船乗船会です。当日は地元の冬柴元国土交通省大臣をはじめとして、大勢の市民が絶え間なく乗船会に訪れました。水深が浅く、座礁した葦船を牽引したり、砂利をスコップで浚う必要があったため、休憩できないほど忙しい一日でした。

葦船.JPG
連絡先:NPO法人アカルプロジェクト
〒530-0034 大阪市北区天満4-15-12 姫野ビル5F
TEL:06-6351-6832, FAX:06-6351-6554

この記事のレポーター
しんちゃん

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