
定年退職した知り合いのホテルシェフが住み慣れた都会のマンションを離れて田舎に移り住んだ。
ひょんなことから全国河川遡行クラブのメンバーと出会い、彼の自宅を開放してアウトドア料理講習会を開くことになった。

この講習会には彼の仲間(ライフビジョン学会)も参加し、総勢15名が二泊三日の合宿(?)生活を体験した。参加者は寝袋、マイ箸、マイカップ持参が必須。忘れた人は紙コップに名前を書いてマイカップに。
自宅で採れた野菜(大根、芹、ブロッコリー、葱、ホウレン草、キャベツ等)、自宅で栽培している椎茸、近所で採った蕗の董、罠を仕掛けて獲った猪肉、自慢の漬物等等持寄りの食材を前に皆でメニューを相談し、調味料も含めて不足のものを買い足し、炭火を熾し、シェフの教えを請いながら料理を楽しんだ。

キャベツもホウレン草もスーパーで買う物と味が全く異なり、「これが昔食べていた野菜の味だ!」を実感した。蕗の董もちっちゃなみじん切りにするといいスパイスになる。
「盛り付けをするときは自然の風景をイメージするといい。」とシェフからアドバイスを受けた。紙皿にはアルミホイルかラップを敷けば、繰り返し使うことができるというアイデアも。
料理の合間にマヨネーズを使い切る工夫を教えあった。●醤油を入れて振るとちょっとしたドレッシングができる。●1/3位になったら下に下げて振ると底に残らない。●容器を切り裂いてスプーンで使い切る。

夜は皆でリタイア後の暮らし方を話し合ったが、健康と安全な食材の話が中心であった。
テレビ、ラジオ、新聞と無縁で自然の中で食事を作り、おしゃべりをしてすっかりリフレッシュした3日間だった。
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