ゴールデンウィークの4月29日から5月2日まで岡山県新庄村の新庄小舎で全国河川遡行クラブの有志で合宿をした。
新庄小舎は平成12年に全国河川遡行クラブのメンバーが新庄村の方をはじめ多くの方々のご協力を得て手作りで建てたとのことで、建築には約1年半かかったそうだ。電気は引いてあるが、水道、ガスは引いていない。電気は電灯に使うだけで電気製品は持ち込まないお約束だ。
飲み水は山裾のキャンプ場の水を汲んでくる。洗い物は山から流れてくる川の水を使う。顔を洗うのもこの川の水である。お湯を沸かすのも味噌汁を作るのも全ての煮炊きは囲炉裏である。燃料は薪。ご飯を炊く竃の燃料も薪。(メンバーが時間のある時にボランティアで薪割りをしてストックしている。)
食材はできるだけ地元で購入するのも新庄小舎でのお約束のひとつである。マイ箸、マイ食器、寝袋必携もルールだ。
小舎に到着すると、水を汲みに行く、囲炉裏の火を熾す、竃でご飯を炊く、野菜や食器を小川で洗う、食事の準備等等、皆で手分けして作業する。食材もメンバーが自宅の菜園で作った野菜、海で獲ってきたワカメ、海で釣ってきた魚等等。味噌汁に入れる葱がなかったので玉葱の茎(?)を葱の代わりに刻んで使った。ごはんのオコゲも久々である。
囲炉裏を囲んでの食事はどこかあったかい。テレビもラジオもなくても、心地よく時間が過ぎていく。昔はこれが当たり前の生活だったのだろう。
水を大切に使うということは...
村内を散策していた時、地元の方からこんな話を伺った。
「最近、自然に親しむとか健康づくりで来る人が多くなったが、山の水が生活水だとわかっていない人が多い。川の近くで大小便をされて困っている。」
確かにこの地域は水を大切にしている。山から流れてくる水で野菜や食器を洗うことが当たり前なのだ。山から流れてくる水は「生活水」なのだ。そういえば、近くの温泉でも石鹸を使うことは禁止されている。
水を大切に使うということは節水だけではなく、水を汚さないことも水を大切に使うことの要件のひとつだと実感した。
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