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  • 2009/10/28
    中秋の名月を家族で愛でる

 「中秋の名月」といえば、毎年旧暦の8月15日の月のこと。今年は10月3日が中秋の名月の日となったが、今年もまた家族揃って自宅のベランダで月見を楽しんだ。昨年は息子と一緒に作った月見団子を食べながらの月見だったが、今年はちょっと手を抜いて近所の和菓子屋さんで買い求めてきた月見まんじゅうを並べての月見。日中は少し雨のぱらつくあいにくの天気だったが、日が暮れ始めてからは急速に雲が取れてきて、月が目線よりも高くなる時刻には綺麗な十五夜お月様を眺めることが出来るようになった。

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 月見を楽しみながら「中秋の名月は満月とは限らないんだよ」とか「もともとは中国で始まった行事で、日本に伝わってからは江戸時代まで貴族の行事として行われていたらしいよ」とか、聞きかじって来た知識をさりげなく息子に話す。息子はへえそうなんだと感心しながら話を聞いていて、そんなに感心されると逆に調子が悪いなと思いながらゆっくりと家族でお月見。

 日本には季節毎にその季節を感じさせる行事があって、十五夜もそのひとつ。すっかり秋めいてきて肌寒いぐらいの夜風を感じながら、いつの間にか音色の大きくなった虫の声を聞く。こんな時には当然のことながらテレビも消して、家中の電気も消して、月明かりだけで相手の声に耳を傾ける。電気があることはとても便利なことなんだけれども、電気がないことも案外楽しいことなんだなと気がつく。そして月明かりの意外な明るさにも驚かされる。

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 子どもに環境教育をという声を良く聞くし、最近はいろいろな団体や自治体の主催で環境に関するイベントが行われている。我が家も機会を見つけて参加しているが、専門家の説明を聞いて環境のことを学ぶなどとても参考になることが多い。

 その一方で、家族で過ごす季節の行事も子供にとってはとても大事なことなんだと思う。季節を肌で感じる行事を家族で大切にすることによって、子どもに自然の大切さと素晴らしさを伝えていく。雲間に見え隠れする月を眺めて楽しそうに話をしている家族の顔を見ながら、これからもそんな時間を大切にしていきたいなと思った十五夜の夜だった。



この記事のレポーター
大津 昭宏さん

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