10月4日(日)?5日(月)、日本樹木リサイクル協会の秋季見学会を開催いたしました。
まず向かったのは長崎県島原市。雲仙普賢岳に抱かれた会場での「森林・林業・環境機械実演展示会」です。(写真)
協会員からはオカダイアヨン様、キャタピラージャパン様、小松製作所様、日立建機様が出展されていました。この林業機械展は多くのメーカーが集まり、最新鋭の林業機械が実際に稼動しているのを眼にすることができる数少ない展示会です。 われわれにとっても、参加者の皆さんにとっても非常に収穫のある展示会だったことで
しょう。
翌日は、バイオマスエナジー株式会社様へお邪魔しました。バイオマス資源のエネルギー等への利活用を目的とした技術の開発と事業化を通じて、国内はもとより、海外での地球温暖化防止と持続的社会の
構築への貢献を目指して設立された企業です。
こちらでは、同社の中核でもあるバイオマスガス化・液体燃料化技術について、長崎
総合科学大学が農水省・農研機構より委託開発された「農村バイオマス3号機」を拝見致しました。同機では現在、バイオマスガス化高効率発電にメタノール合成装置を付設し、併行運転することによって、昼間の発電と夜間のメタノール生産を行うことでプラントの経済効果を倍増するシステム「バイオマス水蒸気改質エネルギー変換システム」の
実証が行われています。20kgの木質チップと30kgの粉体から50Kwhの発電が、1kgの木質バイオマスで0.3?0.4Lのメタノールが精製できるとのことでした。灰処理が現実問題としてある中、木質系は灰が少ないのでやりやすいという話も伺いました。とはいえコストでは原油の後塵を拝しており、まだまだ普及には課題も多いようです。排出権取引の導入や自然エネルギーの買取制度の動向によって将来性が左右されるとのことでした。
続いて伺ったのは、長崎県工業技術センター様。こちらでは利活用されていない木質バイオマスを循環型社会構築の観点から、化学的・物理的手法で液化し、得られた液化木材を工業資材に利用する試みが行われています。木質由来樹脂を木質ボード用のバインダーおよびバインダーを用いたパーティクルボードなどを試作しています。ただ、まだまだコスト面の低減、耐水性の問題などもあり、他の用途の開発も模索しておられるそうです。
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