エコピープルDo
エコレポート
  • 2010/01/20
    こみねっとラジオ~京町家の生活から~(1)


 私の担当する番組「こみねっとラジオ」では、昨年11月放送分からは『京町家の生活から』と題し、京町家での暮らしや再生利用に関わる方々に話を聞く、というスタイルを取っている。

 京都の伝統的な住居である町家は、近年その再生店舗がブームとなり、観光ガイドでも必ずと言っていいほど取り上げられるようになっている。簡単に説明すると、京町家とは江戸時代末期から昭和前期に建てられた木造の住居を指す。織物や染物などの「職人の町」であった京都らしく、表に店舗スペース、奥に居住スペースを持った細長い構造が特徴的だ。だが「古都の町並み」のイメージに欠かせない存在である町家も、近年は老朽化や住民の高齢化などで急激にその数を減らしつつある。

machiya1_a.JPG

 この町家、「エコ」にどう関係があるのかといえば、そのライフスタイルがポイントとなる。京都は盆地なので、夏は蒸し暑く冬は底冷えがする。その一年を快適に過ごすための工夫が随所にあるのだ。町家は両隣と密着しているため、広い庭は持てないが、坪庭と呼ばれる小さな庭を、通風・採光に有効利用している。また土壁が断熱の役割を果たしている。和紙を重ねた襖も、保温機能がある。エアコンに頼らず、四季を取り入れながら柔軟に対応するようにできているのだ。近年のエコブームよりずっと前から、生活の知恵が生きている。

 町家を次世代に残していくにはどうしたらいいのか?そう考え、取り組んでいる人々は多い。そこで番組では、そのような人に出演していただくことにした。次のレポートで紹介したい。

machiya1_b.JPG

この記事のレポーター
矢尾 誓之さん

トラックバック(0)

この記事を参照しているブログ一覧: こみねっとラジオ~京町家の生活から~(1)

この記事に対するトラックバックURL: http://www.eco-people.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/983

これまでのレポート