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  • こみねっとラジオ~京町家の生活から~(2)
  • 2010/01/22


 町家再生をテーマに番組を作るまでは決まった。問題は出演者をどう探すか。「町家」と名のつくシンポジウム、セミナー、イベント、どんどん足を運んで人脈を広げるしかない。
下調べから企画、出演者探し、番組の進行まで、全部一人でやるのだから大変だが、なかなか出来ない経験である。
 まずは10月に向かったのが、「まちぐらし集団・CHOBO」の『町家若人の宴』だった。実際に一軒の町家に、大勢の若者が集まり、町家の魅力について話し合う。参加者からは次々に意見が出され、町家を愛する人がこれほどいるのか、と実感させられた。

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 そこで早速主催されたCHOBOのメンバーの皆さんに声をかけ、11月と12月の放送回に出ていただいた。町家を残していくためには、一過性のブームで終わらせず、住み続けていく人々がいなくてはならない。地域のコミュニティが維持されてこその町家再生だと思う。

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 番組の中で、印象に残ったのは「町家暮らしでは『当たり前』のことを感じる」という言葉だった。夏は暑く冬は寒い。古い家の維持には手間がかか る。だがそういうこと自体が「暮らし」というものではないか。現代は『当たり前』のことに鈍感になっているのではないか。話の中で出た「こんなに居心地の いい空間があることをもっと知ってもらいたい」という言葉にも考えさせられた。日本の従来の家には、季節感があり、ものを使い捨てにせず、落ち着きがあっ て見た目にも美しい、そんな長所があったのだ。

 このようなことをもっと知ってもらうために、ささやかながらラジオ局から声を上げ続けたい。1月放送回は、古民家を改修したカフェへ取材に向かっ た。こちらの店長とも、別の集まりでお会いしていた。ほんの少しでも、町家に関わる人の輪が広がってくれることを期待しつつ、また京都の街を歩き回る。

この記事のレポーター
矢尾 誓之さん

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