
「エコプロダクツ2009」は『問い直せ、日本の力(ソーシャルパワー元年)』。社会を構成する様々な人たちの力が環境技術を軸につながりあうことで、大きな新しい力にしていく必要性がテーマです。開催期間中の12月10日、東京ビックサイトのシンポジウム会場で催された「しずおか森林CSRフォーラム2009 ~企業の森づくりのススメ~」(主催:静岡県県民部環境局環境ふれあい室、(社)静岡県緑化推進協会、運営:(社)日本環境教育フォーラム)に参加して来ました。
CSRとは、Corporate Social Responsibility 「企業の社会的責任」。企業は利潤を追求するだけではなく、従業員、取引先、消費者、地域社会など企業活動に関係を持つ人々すべて(ステークホルダー)に対して、社会の一員としてふさわしい責任を果たさなければならないということであり、企業は法律を守り、提供する商品やサービスに責任を持ち、従業員が働きやすい環境をつくり、地域社会に貢献し、地球環境に配慮した活動を実行することが求められています。その中の取り組みのひとつにCSRとしての森林(もり)づくりがあります。
森林(もり)づくりとは、「森にふれよう」「木をつかおう」「森をささえよう」「森と暮らそう」の4つをいいます。今回のレポートでは、参加したフォーラムの発表から企業等が行える取り組みとして、「前編:森をささえよう」と「後編:木をつかおう」に分けてご紹介します。
■前編:森をささえよう
今回のテーマである企業の「もりづくり」とその取り組みは、森をささえて、そだてるもりづくりであり、静岡県の企業のもりづくり支援制度として「しずおか未来の森サポーター制度」があります。シンポジウムでは、静岡県県民部環境局環境ふれあい室自然ふれあいスタッフの石橋宣昭さんが発表されました。平成18年度からはじまった制度で、豊かな森林環境を未来の子どもたちに引き継ぐため企業の力(もりづくり)を以下のとおり支援しています。
◇まず、企業からの問い合わせを受け、森林所有者の立会いによる現地確認や地域で環境保全に取り組んでいる団体の紹介等の後、企業、森林所有者(団体)、県の3者で協定を締結します。
◇協定締結後、企業は、地球温暖化防止や環境保全のための森林整備(間伐、枝打ち、植栽など)、環境保全に取り組む人づくり(森林環境教育)への支援等を行い、県はホームページ等でサポーター企業の活動の紹介を行います。
◇また、企業が必要な情報:企業に望む活動・フィールド情報ガイドなどの提供や活動にあたっての助言、指導を行い、企業の一年間の活動実績に対して次年度に認定証(資金による貢献、労力による貢献、地域との連携の3種の認定ラベル付与及び植栽、整備した森林面積に応じて、二酸化炭素吸収量を算出認定)を発行します。
協定締結企業は平成21年11月末現在、15社あります。今後の取り組みとしては、広報活動の充実、新たな支援制度の開発、関係者間の情報共有化、バックアップの体制づくりがあげられ、企業の森林CSRの実現を積極的にサポートしていくと説明されました。
この記事を参照しているブログ一覧: 森と企業をつなぐ:森林資源を活用する
~前編:森をささえよう~
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