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  • 地球温暖化は北国の人ほど体感!
  • 2010/03/20

 2月26日に道東を旅した。網走からウトロに続く海岸沿いの道路を走った。
オホーツク海の水平線には、流氷が全く見えない。2-3日前 から急に暖かくなり、沖合いに離れていってしまったようだ。ここの地域の人に聞くと、「今年はもう、流氷は来ないだろう。以前は、浜辺から沖合いまでぎっ しりと流氷で埋め尽くされていた」という。浜辺には、流氷の塊が一欠けらもない。
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網走の海岸には、一欠けらの流氷も、水平線上にも見当たらない(2010/2/27撮影)

 千島列島で太平洋と隔離されているオホーツク海に は、アムール川から豊富な水が注ぎ込み、塩分の少ない表層が形成される。一方、日本海から北上してきた対馬海流(暖流)の一部は、宗谷海峡を通ってオホー ツク海に入る時に、下に潜り込む。こうして、冬季の寒気によって、アムール川河口付近を中心に水面側から海氷が形成されて、反時計周りに南下して流氷にな る。
 流氷が覆う海は、流氷によって沿岸から運ばれる砕屑物などの栄養で繁殖した植物プランクトンによって豊かな生態系を形成し、漁業資源の宝庫 になる。近年では、温暖化で流氷に覆われる期間も徐々に短くなり、この恵まれた環境も崩壊寸前になっている。

 ウトロに向かう途中、山側 の車窓からエゾジカを何度も目撃した。天敵のエゾオオカミが絶滅した昨今では、冬季の積雪量が少なく、移動や食物に対する負担が軽くなって増えすぎた。本 州のニホンジカと同様に、農作物や山地の植生を食い荒らし、大きな問題になっている。
 冬季オリンピックが開催されたカナダのバンクーバーでも、 暖かく雪不足のため、競技の準備に苦慮していることが報道されていた。地球温暖化は、冬の北国の人々ほど体感しているのだと実感した。

       流氷期間(流氷初日から流氷終日までの期間) ※下図クリック→拡大
abashiri ryuuhyouS.jpg ? 思い出?
 紋別からウトロにかけては、学生の頃に流氷を見に行った思い出があります。
紋別では、吹雪の早朝に、接岸したばかりのプカプカ 浮かぶ青白い巨大な塊を無数に見ました。氷の塊が擦れるキュー、キューという音が印象的です。
 網走では、接岸した流氷の上を岸から結構 沖合ま で歩きました。時折、海水が出ている所もあり、少し怖かったことを思い出しました。



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ナルおじさん

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