エコピープルDo
2010年5月アーカイブ


 以前、私の住む自治体主催の環境フォーラムに参加しました。その第2部で日本の伝統的な「風呂敷」のエコさを再認識する講演がありました。
 講師は、京都の文化を研究している所のスタッフの方でした。まだ、若い方でしたが、「風呂敷」に関する知識と造詣が深いことに感心させられました。講演の中で、今でも私の記憶に残っている印象深かったポイントをご紹介致します。

最も古い「風呂敷」に近いものは、「正倉院」に保管されている。
従って、「風呂敷」の歴史は約1,300年に亘って代々日本人の中で培われてきた。
「風呂敷」の語源は諸説あるが、宗教的な「施浴」(※)という厳粛な行事において、自分の衣服を包んで置き、風呂から上がった後、その布の上で身づくろいをしたところから来ている。
 *施浴:日本に仏教が入ってきた6世紀ころから、寺院には浴堂(浴室)があり、貧しい人々など
  浴堂を開放して入浴を施したといわれます。これを施浴といいます。
風呂敷は、正確には正方形ではなく縦と横の長さが違う。また、「風呂敷」には、一般的には表と裏がある。
「風呂敷」の基本的な結び方である「真結び」は、簡単にほどける。(⇒「融通が良い」)
 

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(監修::ふろしき研究会 製造元::株式会社東京法規出版)


 この時から「風呂敷」の魅力に取り憑かれました。
 インターネットで「風呂敷」「包み方」と検索すると50万件以上のヒットがありました。これだけ、情報としてあるのに、日常生活では目にする事は殆どありません。私のこれまでのイメージは、和服の女性が贈り物を包む(平包み)時に使う物という普段の日常とは縁のないものでした。
 一方、環境意識の高まりにつれ、「エコバッグ」という言葉が流行り始めたものの、それは「風呂敷」ではなく、化石燃料由来のレジ袋を節約するための洋風なバッグを何度も使用するリユーズの普及のためのものだったような気がします。

風呂敷のメリット
 本レポートでは、「風呂敷」を再認識するために、敢えて所謂「エコバッグ」より優れた「風呂敷」のメリットを私なりの解釈で列挙致しました。
「エコバッグ」は、容積が限られているが、風呂敷は包み方次第で容積の調節ができる。それだけ、サイズの違う物を必要としない。
「エコバッグ」もたたみ方次第で手のひらサイズになるが、「風呂敷」は本来1枚の布なので、簡単に小さくたため、軽量である。
「風呂敷」は、一枚の布という特徴からバッグ以外の使用価値がある。紐、スカーフ、ひざ掛け、傘代わり等

 以上のメリットから思うことは、社会全体(マクロ的な視点)では風呂敷を今風に活用する事で、使うエネルギーは絶対値として小さくなるのではという考えです。
 現在、私の「エコバッグ」は、バザーで買ったビジネスバッグですが、その中に「風呂敷」をたたんで常に持ち歩いています。

日常生活で活用を!
 これから、紹介する包み方は、私のライフスタイルから普段の日常生活で活用できるだろうと思われる風呂敷の包み方です。読者の皆さんは、50万件以上のホームページの中から、各人に合った包み方を選択されるのが宜しいかと思います。
※検索例:「風呂敷、包み方/使い方」+使用目的(バッグ、瓶、本など)

1.買い物用
・バッグスタイルの包み方(「風呂敷」を、裏を表に三角形にして2つの底辺を好みに応じて結び(これで容積を調節する)裏返す)
・ショルダーバッグの包み方
2.瓶の持ち運び
・瓶包み
・瓶2本包み
3.本(書類)の持ち運び
・本包み
4.その他
・(ボックス)ティッシュ包み
・スイカ包み
・ケーキのような壊れ易いものを水平に保つ包み方もあるようです。

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自然の尊さを再認識し、低炭素社会の意識を高めるために~ 

 地球温暖化の情報はニュースや新聞で得ることができ、日に日に深刻な状況になりつつあることを誰もが知っています。しかし、ニュースや新聞のみでは自然の尊さや地球環境の危機について実感を伴わず、単純に情報としてしか処理されていないのではないでしょうか。これでは事の深刻さに気づき、低炭素社会を形成するために精力的に取組むようにはなりません。

 低炭素社会を実現するための活動には、省エネ製品を購入する、自然を利用したエネルギーを選択する、ビル・住宅のエコ化を選択、CO2削減につながる取組を応援する、地域で取組む温暖化防止活動に参加する等があります。ただし、そのいずれかを実践するためには、経済的、時間的、身体的な負担を強いられます。自然の尊さを知り環境問題の危機について実感を伴っていなければ、負担をしてでも積極的に取組むようにはならないのではないでしょうか。

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低山のハイキングと
里地里山めぐりを提案

 最近では若い世代の間でも山登りがブームとなっており、高尾山では連日多くの登山者で賑わっていると伺っています。きっかけは様々かもしれませんが、私は地球温暖化問題がここ数年間で広く知れ渡り、自然を大切にし、敬い、守ることの大切さを再認識する方々が徐々に増えてきたのではないかと考えています。

 そこで、自然の尊さを知り自然と触れ合う機会の創出のために、誰でも気軽に実践でき、継続が可能で、経済的負担が小さく、里地里山の活性化が図れ、さらに体を動かして健康の増進が図れる方策として低山のハイキングと里地里山めぐりを提案したいと思います。

 山登りは歩行時間や山の標高によってレベルが分けられています。低山のハイキングは概ね歩行時間が4時間程度で登山の標高差700mが目安とされています。しかしながら歩行時間が4時間以上になると楽しいと感じることよりも苦労する面が徐々に出始め、登り降りが主な目的になりがちになりますので、累積標高差が400~500m、コースタイムが2~3時間を目安にされることをお薦めします。この程度であれば体力的にゆとりができ、寄り道ができる時間の余裕もできます。

 低山のハイキングではそのゆとりある時間を利用して、自然観察や山のふもとにある町や里地里山を散策することが可能になります。自然風景や樹木や草花を観察したり、鳥のさえずりを聴いたり、知らない町や里地里山を歩いたり、その土地の特徴を発見することは意外と楽しいものです。特に里地里山では人々の暮らしが多くの生き物たちと共生して営まれており、人々が自然体系に働きかけそれによって豊かな環境と多くの生き物が暮らすための空間が創り出されています。
 環境教育の面から考えると、自然の尊さを知り自然と触れ合う機会として恰好の場所となることが期待できます。また、その土地の特産物を積極的に購入すれば、里地里山における経済の活性化が図れる側面もあるでしょう。

●・●・●

 今期のレポートでは、この「低山ハイキングと里地里山めぐりのすすめ」をテーマとし、わかりやすくレポートとしてまとめ報告していきたいと思います。

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 5月2日から5月5日の4日間、山形県の最上川を遡行した。
 最上川はひとつの都道府県のみを流域とする河川として、国内最長。1998年遡行済の球磨川、2005年遡行済の富士川と並び、日本三大急流のひとつである。流路延長は229kmであるが、今回は酒田市日和山公園展望台から米沢市大平橋までの200.2kmを歩いた。

 出発式で会長から 「少なくとも自分の段の数だけは空き缶、空きペットボトルを拾いましょう」 と話があった。(河川遡行クラブでは三級から始まり参加回数によって段位が進んでいく) その後、添付の「CO2排出量比較表」を配布し、CO2削減を再認識してもらった。 (最上川遡行:CO2排出量比較表.pdf

 土手沿いに歩いたが、空き缶、空きペットボトル等ゴミが少なかった。地元の方の話では、最上川沿いを桜並木にしようという運動が一昨年まであったそうだ。大きな桜がない場所には小さな桜が植えられていた。桜並木で環境を守ろうとする住民の意識が高い地域なのだろうと思った。

mogamigawa (2).jpg 大きな風車が8基、山の上に3基見えた。平地にこんなに多くの風車が設置されているのを見るのは初めてだ。今は庄内町に合併された立川町である。

立川町に吹く風「清川だし」は岡山県那岐山麓で吹く「広戸風」、四国山地を吹きおろす愛媛県伊予三島付近の「やまじ風」とならび「日本三大悪風」と呼ばれ局地風としても有名である。立川村では、この悪風を地球に優しいエネルギーとして活用し、風車村計画を総合的に進めている。町全体の消費電力量約2,200万kWhを風力発電を中心とした新エネルギーで賄う計画。現在町内には11基の風車が稼動し、年間約1,267万kWhが発電できるとのこと。これは町内で消費される約57%に匹敵し、石油削減量に換算すると、316万リットル(200リットル入りドラム缶
15,800本)に相当する。山形県庄内町ホームページより

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 ことしの異常気象で桜の開花が2~3週間遅れたおかげで、私達が山形県を訪れた時が、県内どこへ行っても桜満開、さくらんぼ、水仙、チューリップ等等も咲き揃い、まさに百花繚乱の世界だった。日頃あまり目にしないカタクリの花も満開だった。

 日本に7人しかいない桜のお医者さんが長井市にいらっしゃって、大切にエドヒガン桜を育てては全国に発送されているそうだ。珍しい御衣黄桜もあった。

 山形県といっても最上川沿いを歩いただけだが、山形県は皆で活き活きとした自然を大切に育み、次代に残す努力をしているなあと感じた。


▽参考情報:庄内町風車村 WIND FARM TACHIKAWA
http://www.town.shonai.yamagata.jp/windome/

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   「となりのトトロ」といえばスタジオジブリが製作した有名なアニメ。自然の大切さを教えてくれるこの映画は20年以上経った今でも人気の映画で、我が家も家族揃って大好きな映画のひとつです。
   ゴールデンウィーク前のある日、「"杉並のトトロの樹"が住民の署名運動で伐採を免れた」という新聞記事を読みました。その記事を読んで「一度見て見たいね」という話になり、親子三人で電車とバスを乗り継いでトコトコと見に行ってきました。紹介されていたのは東京都杉並区西荻北四丁目の住宅街にある、推定樹齢200年を超えるという大ケヤキ。地元では「杉並のトトロの樹」と呼ばれて親しまれている大木です。

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  JR荻窪駅の北口からトコトコと歩くこと約10分。住宅地の細い道の先に大きなケヤキが見えて来ました。道が下り坂になる所にある小さな公園が、今回大ケヤキ保存に伴って作られた「坂の上のけやき公園」。大きなケヤキが堂々と立っている他には、ベンチが二つ置いてあるだけというシンプルな公園です。トトロの樹の根元は家族三人で手をつないでも届かないくらいの太さ。枝の広がりは20m四方にも及ぶそうなんです。

  見上げただけでもため息が出るような大きなケヤキ。「見ているだけじゃなくて触ってごらん」と息子に声をかけてみました。見ているだけではなく幹を触ることによって、その木が生きているという感じが伝わって来るんです。息子にもその感覚を知って欲しいなと思い声をかけましたが、立派な大ケヤキの幹を触っている息子はどことなく神妙な顔をしているような気がしました。

● ● ● ● ●

 1時間近くかけて現地に行ってみて、ベンチでのんびりと大ケヤキを見上げただけで帰って来る。そんな休日のひとときでしたが、都内の住宅地に残された大ケヤキを見て触ることで息子も何かを感じることが出来たかも。そんなことを思いました。
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「樹を見て、触って、眺めただけなんだけど、それでもとても楽しかったよ♪」
そんな息子の一言が、とても嬉しく感じられた一日でした。


▽参考URL
 「トトロの樹」 http://www.gut.co.jp/totoro/index.php

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?はじめに?
岐阜県は21年度に県民、事業者の皆様と行政が一体的に連携しながら、地球温暖化防止を推進していくことを理念として制定された「岐阜県地球温暖化防止基本条例」があります。その中で22年度については「チャレンジぎふ25プロジエクト」と題して、国の掲げる中期目標「2020年までに温室効果ガスを90年比25%削減」を達成するために、県では条例の以下に示す5本の柱を中心に25の具体的な内容が示されました。

条例の5つの柱とは?
1 2013年以降のいわゆるポスト京都議定書を見据えた中長期目標の設定
2 温室効果ガス排出量が多い事業者対策として、削減計画等の作成義務付け
3 全国第2位の森林率を誇る豊かな森林資源を活用したCO2吸収源対策
4 再生可能エネルギーの利用促進
5 学校、民間団体、事業者、市町村等と連携した環境教育の連携

プロジェクトの具体的な内容とは?
森林に関係する主な内容は・・・
「企業との協働による森林づくり」の推進
企業、市町村、県が、協定を締結することにより、協働して生きた森林づくり活動に取り組むとともに、地球温暖化防止を含む環境保全に貢献します。

ところで、岐阜森林愛護隊の目的は?
都市と山林との交流を推進し、森林の重要性・必要性を普及するとともに、隊員相互の親睦と林業体験活動等を通して、豊かな森づくりを進めることを目的とします。

愛護隊の活動は!
1ヶ月に1回岐阜県の指定カ所で下草刈り、間伐作業、作業道の整備等があり、全国各地から会員が集まってきます。会員80名余りで第1回目の4月10日は恵那市の武並地区で29名の参加者がありました。会員のほとんどは現役を終えた方ですが、仕事を抱えた方も数名見えると聞きます。今回は、20歳代の女性1名が見えてホットな気持ちになりました。
今の活動場所は、赤松が多数ある会員の山林で昔はかなりの松茸が出ていたと聞きました。ここでは、午前9時から赤松の枯れて落ちた枝の片付けや枯れ葉の清掃作業、午後からは簡易トイレの取り付けと竹での囲い作業を行い午後2時に解散しました。
 

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今年は、私自身が口先だけの推進員ではなく、自ら汗をかき身体で体験することによって、地球温暖化防止に貢献したいと考えています。

地球温暖化防止活動とのかかわりは!

愛護隊の目的とは異なっていますが、やはり推進員の私としては、汗をかいて楽しむだけでなく、広い意味で条例の5つの柱との関連付けを常に意識しながらボランティア活動をしていただきたいと思っていますし、又、思っていただくよう努力していきたいと考えています。

▽岐阜森林愛護隊
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11511/volunteer/newpage1.html
 

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降りてゆく生き方 舞台挨拶.jpg  4月18日、日本青年会館にて行われた映画「降りてゆく生き方」上映1周年記念特別企画 スペシャルトーク付きに行ってきましたので、以下レポートいたします。(写真:舞台挨拶)

 この映画は、2008年のとかちローカルサミットから話題になっていた武田鉄矢主演の作品で、エコに取り組んでいる人にはぜひ観て頂きたい映画です。タイトルがちょっと風変わりですが、そこには、幸せのために何かに登ってゆく生き方とは真逆の「降りてゆく生き方」、自然と社会・地域と共生していく生き方の中にこそ幸せがあるぞという思いがあります。

 映画のストーリーは、新潟県を舞台に、過疎化したところに高速道路をつくる設定で、主人公・武田鉄矢が、その仕掛け人として登場します。現実には安心して生きていくにに金が必要といい、経済発展こそ地域の活性化に役立つという高速道路建設賛成派の人たちと、その道路建設によって消えていく生き物たち、自然や伝統を守ろうとする反対派の人たちの狭間に入っていった主人公が、問題を真摯に受け止めて、それを自分の生き方に反映させて、「降りてゆく生き方」を選んで行くというストーリーです。
 周囲に変化を求めるのではなく、自分自身の変革として、日ごろの自分の行動と照らし合わせて観ることができます。

降りてゆく生き方talk.jpg スペシャルトーク(写真)では、この映画のモデルになった人たちが登場しました。
 まちづくりの達人として有名な清水義晴氏(元:博進堂代表取締役社長、現:えにし屋代表)は脳内出血で倒れ、車椅子の姿でしたが、「変革は、弱いところ、小さいところ、遠いところから始まる」と語られました。 「どんなことも一人から始まる。一人の思い、決心から始まる」、「よくなるために悪くなる」という言葉は、失敗や病気など悪いことが起きても、それは「よくなるために悪くなる」のだと解釈することで乗り越えていけるという勇気と元気を与えてくれました。
 また、"奇跡のりんご"木村秋則氏の「生きているのは人間だけじゃない」という言葉は、つくられたすべてをまず観察し、その現実と共生していく姿勢を教えてくれました。

 今回、トークや映画から感動と勇気と元気をたくさんもらいました。今後、エコ活動をする人たちにとっても有益な知恵がたくさんあると実感しました。観たいと思われる方は、上映企画を申し出て上映を実現することも可能とのことですので、エコイベントの際に呼び寄せるというのはいかがでしょうか。
 この映画には人が出会い、つながり、交流することが、より多くの人の笑顔となり、まちを元気にするという願いがあります。

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