様々な生態系が複雑に関係し合って、多様な生物種が生育し、生息できる。人類という種も地球という大きな生態系の中で、関係しあいながら生存している。生物多様性の損失は、複雑に関係し合っていた生態系が、種の減少や絶滅によって、単純化していくことであろう。それは、気候をも変動させ、旱魃や砂漠化などに拍車がかかり、人類の生存を脅かしていく。
森は雨を降らすという。根元の土壌に蓄えられた雨水は、根から吸われて、葉の気孔から蒸散していく。大きな森は、この水分の蒸散で雲を作って雨を降らす。そして、再び、雨水は、根元に蓄えられる。
また、生物の多様性から新たな恩恵も受けている。例えば、アオカビからは感染症治療のペニシリンが作られ、土壌中のカビからは臓器移植に必要な免疫抑制物質が見つかっている。最近では、納豆菌の保水性を利用して砂漠化防止に一役かっている。
開発や生活のために、生態系を壊すのではなく、知恵を出し合って、生物多様性が損なわれない持続可能な世界になってほしい。
一人ひとりの行動が問われている。
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