京都では5月15日から「楽町楽家」が始まった。約一ヶ月にわたって、住まいとしての京町家の魅力を発見してもらおうというイベントだ。町家暮らしを始めたい人に向けたセミナー、町家カフェでのコンサート、工房での体験教室など、バラエティに富んだイベントが市内61ヶ所で開かれている。
6月2日、クリエイター・よこやまうかさんの「ムーコ展」が開かれている、西陣のSTUDIO NORDに足を運んだ。織物の町として有名な西陣は、今でも落ち着いた雰囲気の町家が多く並んでいる。NORDもそんな町家を改装して、ミセの間をギャラリースペースにしている。
よこやまさんとは以前、火鉢講座でお会いしたことがある。「ムーコ」はよこやまさんがブロンズ粘土で作ったキャラクターの名前。身の回りのあちこちに隠れている「日々の友達」という存在だ。机、床から鴨居まで、ミセの間のあちこちに小さなムーコが並べられている。のんびりした顔つきのムーコが、懐かしい感じのする町家に馴染んでいて面白い。町家は、アイデア次第でまだまだ利用の可能性を秘めていることを再確認した。
続いて、京都建築専門学校のよしやまち町家校舎のオープンハウスに移動。楽町楽家に協力されている、まちぐらし集団CHOBOの中村さんとお会いした。この校舎は長屋を改装して、ゼミ室や工房として利用している。中村さんに内部を一通り案内していただいた。座敷から井戸のある裏庭が見え、開放感があって心地よい。伝統文化に親しんで学ぶのに最適な場だろう。
2日後、見て回ったことを元に、楽町楽家のPRを「市民ラジオレポート」で放送した。
自分も楽しみながら、少しでもイベントの成功に貢献できていればと思う。
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