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2010/07/19ウトナイ湖の外来種オオアワダチソウ対策を見て
5月末に道央にあるウトナイ湖を訪ねた。冬の間、オオハクチョウなど水鳥でにぎわう湖辺は、ひっそりと静まり返っていた。この湖は、水鳥を保護するラムサール条約の登録湖になっている。湖辺から広がる森に目を向けると、野鳥の楽園になっていた。森の中は、キビタキやアオジの囀りが四方八方から聞こえる。突然、「キョッキョッ」と聞こえて、 振り返るとコナラの幹の低い所でエゾアカゲラが忙しそうに動き回っていた。
そんなウトナイ湖は、今、湖辺と森の間に大繁殖した外来種のオオアワダチソウが問題になっている。オオアワダチソウはアメリカ原産で、明治時代中期に観賞用として持ち込まれたようだ。
この植物は、根から他の植物を弱らせるアレロパシーという成分を出しながら繁殖するため、在来種が駆逐されていくという問題がある。その中には、貴重な植物も含まれているため、ここのネイチャーセンターでは、2006年から抜根や根際からの刈り取りなどを行ってモニタリングし、効率の良い駆除方法を模索してる。
このような外来種による在来の生態系の破壊は、日本全国どこにでも見られるようになった。かわいいからといって、生れて間もないカメやアライグマなどをペットとして飼い、逃げ出したり、大きくなって世話が出来ずに森や池に放したり、といった行為が後を絶たない。噛みつかれると大怪我をするカミツキガメや農作物や文化財にも被害を及ぼすアライグマなど、その場所の生態系を破壊するばかりでなく、人や農作物への被害も報告されている。東京と神奈川の境を流れる多摩川は、グッピーやピラニアなどの熱帯魚が棲みついている。ウトナイ湖のオオアワダチソウの駆除方法の検討にみられるように、生態系を守るために、これらの外来種を駆除するためには、大変な労力と資金が必要になる。安易に外来のペットを飼って、逃がしたり、捨てたりする行為を止めるよう、しっかりと周知していくことが大切だ。
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ナルおじさん
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